大日住薬が急騰、米連結子会社が「レルゴリクス」に関しファイザー社と共同開発・販売契約

株式

2020/12/29 10:05

 大日本住友製薬(大日住薬)<4506.T>が急騰し、一時171円高の1464円を付けている。28日引け後、連結子会社の米マイオバント・サイエンシズ(マイオバント社)が、ファイザー社との間で、ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)受容体阻害剤「レルゴリクス」について、がん領域および婦人科領域における北米(米国およびカナダ)での共同開発および共同販売に関する契約を締結したと発表、材料視された。

 今回の契約締結の対価として、マイオバント社はファイザー社から、契約一時金として6億5000万ドル(約670億円)を受領。さらに、配合剤の米国承認時マイルストーンとして2億ドル(約210億円)、レルゴリクスの前立腺がんにかかる売上収益と子宮筋腫および子宮内膜症にかかる売上収益のそれぞれが25億ドルに達するまで段階的に支払われる販売マイルストーンを加え、総額で最大42億米ドル(約4350億円)を受け取る可能性があるという。また、ファイザー社ががん領域における北米と一部のアジアを除く地域でのレルゴリクスの販売に関するオプション権を行使した場合、マイオバント社はファイザー社から5000万ドル(約50億円)を受領し、売上収益に対して2ケタ台のロイヤリティーを受領するとしている。

 午前10時2分時点の株価は、前日比175円高の1468円。

提供:モーニングスター社

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