チヨダが急落し昨年来安値、21年2月期の連結業績予想を下方修正

株式

2021/1/12 12:02

 チヨダ<8185.T>が急落。一時35円安の883円を付け12月1日の昨年来安値888円を割り込んだ。前週末8日引け後、21年2月期の連結業績予想を下方修正、売りに押された。

 21年2月期業績予想で、売上高を1031億5000万円から957億円(前期比15.7%減)に引き下げ、営業赤字は8億円から46億円(前期は12億3100万円の赤字)に拡大する見込みとした。新型コロナウイルス感染症の第2波、第3波の流行で、経済活動が停滞し、テレワークの普及や帰省や行楽といった外出の自粛は、想定していた以上に広がったことが影響した。広告宣伝費の削減や、営業時間の短縮などによる人件費のコントロールを進めたものの、カバーすることができない見込み。

 21年2月期第3四半期(20年3-11月)の決算は、売上高が721億5300万円(前年同期比17.6%減)、営業損益は19億6300万円の赤字(前年同期は3億8400万円の黒字)に転落した。

 前場の株価は、前週末比17円安の901円ザラ場引け。

提供:モーニングスター社

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