日立造、下水汚泥の焼却事業に新規参入

株式

2021/1/12 16:19

 日立造船<7004.T>は12日、下水汚泥の焼却事業に新規参入すると発表した。

 第1弾として、東京都下水道局と共同で、19年度から取り組んでいる「第二世代型焼却炉適合に向けた共同研究(ストーカ炉の下水汚泥燃焼適合技術)」において、20年9月から実証試験を実施しているが、21年度の技術認証を目指すという。共同研究では、東京都区部および流域の汚泥を使用した燃焼試験を行うことで、燃焼温度は850度以上、従来の焼却炉より一酸化二窒素は50%以上、二酸化炭素は20%以上の削減を図り、安定した燃焼運転が可能であることを検証する。同社では、清掃工場で多くの技術と実績を培ったストーカ式焼却炉により、下水汚泥の安定した処理の実現を目指すとしている。

 12日の終値は、前週末比10円安の669円。

提供:モーニングスター社

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