トランスGが続急騰、子会社がSARS-CoV-2スパイクタンパク質に対する抗体を販売開始へ

株式

2021/1/21 11:02

 トランスジェニック<2342.T>が続急騰し、一時179円高の828円を付け、連日で昨年来高値を更新した。20日、子会社の医化学創薬(北海道札幌市)が新型コロナウイルス感染症に対する抗体の開発プロジェクトにおいて取得に成功したSARS-CoV-2スパイクタンパク質に結合する抗体について、1月26日から販売を開始することを明らかにし、材料視された。

 今回、販売を開始するSARS-CoV-2スパイクタンパク質に結合する抗体は、医化学創薬が有する糖ペプチド合成技術と抗糖タンパク質抗体取得技術を融合させることで、糖鎖領域に対する抗体取得に成功したもの。同社では、当該抗体は、国内外の診断薬メーカーや製薬企業向けに販売し、新型コロナウイルスの簡易診断キット開発や、治療薬開発に貢献することを想定している。

 なお、トランスGは18日引け後に20年3月期の連結業績予想を上方修正し、19日、20日とストップ高していた。

提供:モーニングスター社

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