ベル24HDが堅調、SMBC日興証は「1」継続、目標株価は2200円に引き上げ

株式

2021/1/29 16:30

 ベルシステム24ホールディングス<6183.T>が堅調。SMBC日興証券では28日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は2000円から2200円に引き上げている。

 同証券では業績予想を上方修正、あわせて目標株価を2200円に引き上げるとしている。21年2月期第3四半期(20年6-8月)決算はスポット業務の好調に加え、継続業務の成長ペース改善も確認された良好な決算であり、株式市場では21年2月期のスポット業務の好調さが故の22年2月期反動減を懸念する向きもあったが、株価にはおおむね織り込まれたとみるとコメント。

 むしろ、ワクチン接種にかかる業務をはじめ、22年2月期への期待が高まっているとしている。現時点ではワクチン接種に係る業務は同証券予想には織り込んでいないものの、それでも22年2月期は増益可能とみているという。COVID-19を機とした企業のBCP対策としての需要拡大や大手事業者のシェアアップ加速といった構造要因が後押しするとみることを背景に挙げている。また、中期経営計画で示された成長戦略の進展やその効果にも注目したいとしている。

 同証券では連結営業利益について、21年2月期125億円(前期比12.5%増、従来120億円、会社側計画は115億円)、22年2月期128億円(従来125億円)、23年2月期138億円、24年2月期145億円、25年2月期153億円と試算している。

 29日の終値は、前日比40円高の1871円。

提供:モーニングスター社

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