日経平均は325円程度高、買い先行後も対ドルでの円安などで堅調推移=5日寄り付き

 5日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比325円程度高い2万8667円前後で推移する。午前9時5分には、同358円36銭高の2万8700円31銭を付けている。きのう4日に大幅反落した反動や、現地4日の米国株式市場で、NYダウが4日続伸し、ナスダック総合指数が史上最高値を更新した動きもあり、買いが先行した。また、外国為替市場で、円がドルに対して円安方向に振れていることも支えとなっているもようで、堅調な展開となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所終値比280円高の2万8580円だった。

 業種別では、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株が上昇。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も堅調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も上げている。

 個別では、アトラ<6029.T>、マツダ<7261.T>、リコー<7752.T>、ユナイテッドアローズ<7606.T>、虹技<5603.T>などが上昇。半面、芝浦<6590.T>、ヤマシンF<6240.T>、アルペン<3028.T>、シュッピン<3179.T>、古河電工<5801.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=105円台の半ば(4日終値は1ドル=105円19-20銭)、1ユーロ=126円台の前半(同126円30-34銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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