<相場の読み筋>2月18日

2021/2/18 7:28

 17日の米国株式は、NYダウが前日比90.27ドル高の3万1613.02ドルと3日続伸、ナスダック総合指数は同82.004ポイント安の1万3965.495ポイントと続落して取引を終了。NYダウは3日続けて史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が9億6745万株、ナスダック市場が69億5249万株だった。米1月小売売上高が、季節調整済みで前月比5.3%増となり、市場予想平均の同1.1%増を大きく上回った。早期の景気対策の実施が期待されるなか、堅調な消費動向も支えとなった。一方で、利益確定売りに押され、上値は重かった。NYダウ採用銘柄では、ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>やシェブロン<CVX>、ホーム・デポ<HD>などが、値上がり率の上位に入っている。

 18日の東京株式は、軟調な展開か。きのう17日の弱い地合いが継続し、売り優勢のスタートとなりそう。短期的な過熱感が残るなか、利益確定売りに押される展開も想定される。ただ、押し目を拾う動きから、下げ渋る場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の後半(17日終値は106円02-03銭)、ユーロ・円が1ユーロ=127円台の半ば(同128円00-04銭)とやや円高方向に振れている。輸出関連銘柄には重しとして意識されそう。17日のADR(米国預託証券)は円換算値で、コマツ<6301.T>、日産自<7201.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、17日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比55円安の3万345円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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