日経平均は56円安と続落、さえない展開が続き値下がり銘柄数は1700超に=18日後場

 18日の日経平均株価は、前日比56円10銭安の3万236円09銭と続落して取引を終えた。朝方は買いが先行し、一時3万500円台を回復する場面もみられた。ただ、買いの勢いが続かず、もみ合い商状となり上げ幅を縮小した。後場は売りが優勢となり、下げに転じて取引を開始。午後1時20分には、同152円18銭安の3万140円01銭と、きょうの安値を付けた。その後は、下げ渋る動きがみられたが、さえない展開が続いた。東証1部の出来高は15億7991万株、売買代金は2兆8854億円。騰落銘柄数は値上がり406銘柄、値下がり1713銘柄、変わらず75銘柄だった。

 市場では「前場はファーストリテ<9983.T>が日経平均株価の上昇をけん引したが、3万円台では利益確定売りも致し方無いところで、押し目拾いに分がありそうだ」(中堅証券)との見方があった。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が下落。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も安い。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も軟調。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も下げた。東証業種別指数は、30業種が下落、3業種が上昇した。

 個別では、スクロール<8005.T>、JMS<7702.T>、メドピア<6095.T>、マネックスG<8698.T>、ガンホー<3765.T>などが下落。半面、ADWAYS<2489.T>、T&Gニーズ<4331.T>、宮越HD<6620.T>、マネパG<8732.T>、遠藤照<6932.T>などが上昇した。

(写真:123RF) 

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ