神戸鋼が急反落、子会社コベルコ建機の北米油圧ショベル工場の生産一時停止を懸念

株式

2021/2/18 16:24

 神戸製鋼所<5406.T>が急反落し、32円安の631円を付けた。17日引け後、100%子会社のコベルコ建機(東京都品川区)が、米国子会社であるコベルコ コンストラクション マシナリー ユー・エス・エー(以下、KCMU)の北米工場(米サウスカロライナ州)における油圧ショベル生産を5月1日より一時的に停止することを決定したと発表し、懸念材料となった。

 コベルコ建機は、日野自動車<7205.T>より、KCMUの北米市場向け油圧ショベルに供給する新しいモデルイヤーのエンジンに関し、米国法定エンジン認証試験の過程において課題が生じたため、認証取得が遅れ、供給の目途が立たない旨、1月中旬に通知を受けた。通知受領後、生産への影響、その他代替策などをコベルコ建機にて検討したが、対象となるエンジンを搭載する油圧ショベルの機種について生産が困難と判断し、KCMU北米工場の生産を停止することとした。同工場で生産、出荷予定の7機種が生産停止の対象となる。なお、認証取得済みのエンジンを搭載した油圧ショベルについては、在庫が無くなり次第、販売も停止する。

 18日の終値は、前日比32円安の631円。

提供:モーニングスター社

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