カドカワが3日ぶり反発、岡三証は「強気」継続、目標株価は4600円に引き上げ

株式

2021/2/18 16:25

 KADOKAWA<9468.T>が3日ぶりに反発。岡三証券では17日付で、投資判断「強気」を継続、目標株価は4200円から4600円に引き上げている。

 第3四半期(20年10-12月)連結営業利益は前期比2.6倍となったものの、出版事業の構造変化や海外での日本IPの拡大によって利益が成長するというストーリーの序章に過ぎないとみているとコメント。出版事業の構造変化は所沢プロジェクトの本格稼働によってさらに加速する可能性が高いほか、ソニー<6758.T>との関係強化によってIPの海外展開のポテンシャルが高まっているとみているという。

 中継計画の目標値である23年3月期の連結営業利益160億円は、22年3月期に前倒しで達成されると予想している。「株価がこの成長シナリオを織り込む余地は大きいとみている」としている。目標株価4600円は、第三者割当増資を考慮した連結一株利益をベースに22年3月期予想PER25倍程度から算出されている。

 同証券では連結営業利益について、21年3月期155億円(前期比91.6%増、従来120億円、会社側計画は140億円)、22年3月期170億円(従来150億円)、23年3月期215億円(同170億円)と試算している。

 18日の終値は、前日比295円高の3970円。

提供:モーニングスター社

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