日経平均は303円程度安、売り先行後も下値模索の動きが続く=24日寄り付き

 24日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前営業日比303円程度安い2万9853円前後で推移している。午前9時18分には、同306円20銭安の2万9849円83銭を付けている。前営業日の22日に上値が重い展開で、上げ幅を縮小する動きにあったことや、現地23日の米国株式市場で、NYダウが小幅ながら3日続伸したものの、ナスダック総合指数は続落するなど、まちまちの動きだったこともあり、売りが優勢となったようだ。為替市場で、円がドルやユーロに対して22日の水準よりも円高方向に振れていることも重しとなっているもようで、下値模索の動きとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比175円安の2万9995円だった。

 業種別では、ソニー<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も安い。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、ZHD<4689.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も軟調。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、野村<8604.T>、マネックスG<8698.T>などの証券商品先物株も下げている。

 個別では、マネパG<8732.T>、セレス<3696.T>、ITM<2148.T>、GMO<9449.T>、RSTECH<3445.T>などが下落。半面、インソース<6200.T>、エスクリ<2196.T>、日コンクリ<5269.T>、ダイヤHD<6699.T>、アゴーラHG<9704.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=105円台の前半(22日終値は1ドル=105円81-82銭)、1ユーロ=127円台の後半(同128円13-17銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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