信用関連データ=売り残が3週連続で増加、買い残は3週ぶり増加、信用倍率3.09倍に上昇
2月19日申し込み現在の2市場信用取引残高は、売り残が前週比227億円増の9106億円、買い残は同919億円増の2兆8183億円だった。売り残が3週連続で増加し、買い残は3週ぶりに増加した。信用倍率は前週の3.07倍から3.09倍に上昇した。
この週(15-19日)の日経平均株価は19日終値が12日終値比497円高の3万17円だった。5営業日取引で2勝3敗だった。週初15日は大幅反発(564円高)。米追加経済対策への期待感が根強く、前週末の米国株が最高値を更新した流れを受け、買い優勢となり、30年6カ月ぶりに3万円大台を回復した。翌16日は大幅続伸(383円高)。15日の米国株式市場は休場だったが、欧州株高や、時間外取引の米株先物高が株高を支援した。その後は17日(175円安)、18日(56円安)、19日(218円安)と下げが続いた。上昇ピッチの速さに対する警戒感もあり、利益確定売りに押されたが、週前半の大幅高が寄与し、週間ベースでは3週連続の上昇となった。主として週前半の上昇局面で新規カラ売りが増え、後半の下落局面で買い方が押し目狙いに動いたとみられる。
24日の売買代金に占めるカラ売り(信用取引を含む)の割合を示すカラ売り比率(小数点第2位以下を四捨五入)は39.5%(前営業日は38.8%)と上昇した。この日の日経平均株価は大幅反落し、2万9671円(前営業日比484円安)と安値引け。3万円割れは2月12日(終値2万9520円)以来7営業日ぶり。朝方は、23日の米国株式市場でナスダック総合指数が続落した流れを受け、ハイテク株中心に利益確定売りが先行した。時間外取引の米株価指数先物が値を下げ、中国・上海総合指数や香港ハンセン指数などのアジア株安も重しとなり、株価指数先物売りを交えて後場一段安となった。軟地合いが続くようだと、カラ売り比率が上昇し、再度40%台に乗せる可能性がある。
提供:モーニングスター社
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