良品計画が昨年来高値、野村証は「BUY」継続、目標株価は3150円に引き上げ

株式

2021/3/15 16:45

 良品計画<7453.T>が反発、81円高の2751円まで買われ、今年3月10日に付けた昨年来高値2705円を更新した。野村証券では12日付で、投資判断「BUY」(買い)を継続、目標株価は2800円から3150円に引き上げている。

 20年12月―21年2月の国内月次販売は順調で、食品の好調持続に加え、生活雑貨において価格見直し効果が着実に出ているとみられるとコメント。日用品や食品を中心に消費者の需要を捉えていると推察されるとしている。同証券では、新型コロナを経て、消費者の実需・バリュー志向は一段と強まると見ており、価格見直しの効果による同社の価格競争力の高まりも含め、衣食住に関わる生活の基本となる商品を手掛ける同社への追い風は今後も続くと予想。

 また、「無印良品へのイメージは、サステナビリティへの意識が高まる消費者の価値観にも合致しているだろう」とし、価格プロモーションに頼らない販売による粗利率の改善、製品価格見直しを進めることによる販売増への注目も不変であり、「BUY」として推奨するとしている。同証券カバー小売企業平均PERと同水準のPERを適用する手法は不変で、23年8月期予想PER22倍を適用し、目標株価を3150円に設定するとしている。

 15日の終値は、前週末比79円高の2749円。

提供:モーニングスター社

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