トラスコ中山が5日続伸、21年12月期第2四半期と通期の業績予想を上方修正、中間期配当も増額へ

株式

2021/3/16 16:42

 トラスコ中山<9830.T>が5日続伸し、107円高の2935円を付けた。15日引け後、21年12月期第2四半期(21年1月-6月)と通期の連結業績予想の上方修正および、中間期配当の増額を発表、材料視された。

 第2四半期業績予想で、売上高を1095億5000万円から1140億7000万円(前年同期比5.2%増)に、営業利益を66億3000万円から72億8000万円(同18.2%増)に引き上げた。通期業績予想では、売上高を2205億2000万円から2275億2000万円(前期比6.6%増)に、営業利益を124億7000万円から131億7000万円(同19.5%増)に増額した。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けつつも、自動車産業を中心として停滞していた工場の生産活動や先送りされていた設備投資は徐々に回復基調となった。戦略的に在庫アイテムの拡充を継続し、デジタル投資などの強化を行うことで、顧客の利便性向上を図ったことなどが奏功する。

 中間期配当は、従来予想の18円から20.5円(前期実績16.5円)に増額するとした。

 16日の終値は、前日比101円高の2929円。

提供:モーニングスター社

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