米国株式市場:銀行資本規制の緩和策を3月末で終了、NYダウが続落、ナスダックは反発

株式

2021/3/22 7:46

 前週末19日の米国株式は、NYダウが前日比234.33ドル安の3万2627.97ドルと続落、ナスダック総合指数は同99.067ポイント高の1万3215.235ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が34億5229万株、ナスダック市場が71億3105万株だった。株価指数先物、同オプション、個別株オプションのSQ(特別清算指数)値算出日のため、出来高が膨らんだ。

 FRB(米連邦準備制度理事会)は同日、新型コロナ禍に対応するため導入していた、銀行の資本規制の緩和策を予定通り3月末で終了すると発表した。銀行の投融資が減退するとの警戒感が台頭。金融株を中心に下落した。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アマゾン・ドット・コム<AMZN>やアルファベット(グーグルの持株会社)<GOOG>、フェイスブック<FB>などが高く、同指数の上昇を支えた。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末19日の大阪取引所清算値比140円安の2万9350円だった。

提供:モーニングスター社

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