富士フイルムが変わらすを挟んで続伸、新型コロナの抗原検査簡易キットを日欧で量産と報じられる

株式

2021/3/29 16:49

 富士フイルムホールディングス<4901.T>が変わらすを挟んで続伸し、125円高の6730円を付けた。29日付の日本経済新聞は、グループの富士フイルムが、新型コロナウイルスの感染を判定する抗原検査簡易キットの生産について、4月以降に量産を開始し、日欧で販売すると報じられ、材料視された。

 抗原検査簡易キットは、これまで、原則、症状がある人が対象だったが、厚生労働省は1月に運用を見直し、医療機関や高齢者施設の職員や入居者は無症状でも国が費用負担して使えるようにした。報道によれば同社は、22年度までにベトナムで月200万個の量産体制を構築。新型コロナの感染再拡大で「第4波」の懸念も高まるなか、既存のPCR検査を補い、コロナ検査体制の拡充を後押しするという。

 29日の終値は、前週末比95円高の6700円。

提供:モーニングスター社

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