米国株式市場:新型コロナワクチン普及が支え、NYダウ3日続伸し史上最高値、ナスダックは3日ぶり反落

株式

2021/3/30 7:46

 29日の米国株式は、NYダウが前週末比98.49ドル高の3万3171.37ドルと3日続伸、ナスダック総合指数は同79.078ポイント安の1万3059.647ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億4354万株、ナスダック市場が46億5392万株だった。NYダウは、前週末に続き史上最高値を更新した。

 朝方のNYダウは、前週末に史上最高値を更新していた反動や、投資会社アルケゴスによる投資の失敗報道を受け、金融株を中心に売りが先行した。ただ、バイデン米大統領は同日、4月19日までに米国民の大人の90%が新型コロナワクチンの接種を受けされるようになるとの見方を示し、引き続き、経済の立ち直り期待が強まり、上昇に転じた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、テスラ<TSLA>やインテル<INTC>、イーベイ<EBAY>などが下落し、同指数の重しとなった。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比250円高の2万9330円だった。

提供:モーニングスター社

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