日経平均は14円程度高、買い先行後は戻り待ちの売りに上値は重いもよう=6日寄り付き

 6日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比14円程度高い3万104円前後で推移する。前日の堅調地合いが継続したことや、現地5日の米国株式が上昇し、NYダウが終値ベースで史上最高値を更新したこともあり、買いが先行。寄り付きに同119円64銭高の3万208円89銭を付けている。ただ、戻り待ちの売りに上値が重く、一時下げ転換する場面もみられるなど、不安定な値動きとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比105円高の3万185円だった。

 業種別では、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株が上昇。電通グループ<4324.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株も高い。凸版<7911.T>、大日印<7912.T>などのその他製品株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も堅調。NTT<9432.T>、KDDI<9433.T>などの情報通信株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も上げている。

 個別では、神戸鋼<5406.T>、キユーピー<2809.T>、イソライト<5358.T>、ホシザキ<6465.T>、ビックカメラ<3048.T>などが上昇。半面、JTEC<3446.T>、しまむら<8227.T>、JIA<7172.T>、グローバルK<6189.T>、ミダック<6564.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=110円台の前半(5日は1ドル=110円63-64銭)、1ユーロ=130円台の前半(同129円92-96銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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