<米国株情報>映画館関連株が堅調、「ゴジラvsコング」の好スタートを材料視か

株式

2021/4/7 10:25

 連休明け5日の米国株式市場では、映画館チェーン大手AMCエンターテインメント<AMC>やシネマーク・ホールディングス<CNK>、マーカス<MCS>が急上昇した。3月31日に米国とカナダで封切られた「ゴジラvsコング」(原題:Godzilla vs. Kong)の好スタートが材料視されたもよう。

 経済専門チャンネルCNBCによると、AT&T<T>傘下の映画配給大手ワーナー・ブラザーズが配給している「ゴジラvsコング」の週末3日間の北米での興行収入は3220万ドル、5日間では4850万ドルとなった。欧州や台湾では3月24日に先行公開されており、全世界の興行収入は2億8540万ドル(約314億円)に達した。

 日本では5月14日に東宝<9602.T>配給で公開予定。

 5日の映画館各社の株価は、シネマークが7%超、マーカスが5%弱の上昇となり、翌6日も上昇。一方、AMCは5日に13%超と急騰した反動で、翌6日は小幅に下落した。AMCについては、投資銀行のBライリー・ファイナンシャルが顧客向けリポートでAMCの投資判断を「バイ」(買い)に引き上げたことも支援材料になったようだ。Bライリーは「今後、映画館の観客動員が増える」との見方を示したほか、新株発行による資金調達で債務減額に取り組んでいることから先高期待が高いと指摘している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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