日経平均は165円程度安、売り先行後も株価指数先物に断続的な売り=8日寄り付き

 8日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比165円程度安い2万9565円前後で推移する。午前9時17分には、同192円31銭安の2万9538円48銭を付けている。きのう7日の弱含み展開だった動きが継続し、やや売りが優勢となったようだ。その後も、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに、下げ幅を拡大した。現地7日の米国株式は、NYダウが反発したものの、ナスダック総合指数は続落するなど、まちまちの動き。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比30円安の2万9680円だった。

 業種別では、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株が下落。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も安い。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も軟調。三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も下げている。

 個別では、ユーグレナ<2931.T>、三光合成<7888.T>、マネックスG<8698.T>、JESHD<6544.T>、Wスコープ<6619.T>などが下落。半面、ワタベ<4696.T>、シュッピン<3179.T>、メニコン<7780.T>、日立金<5486.T>、乾汽船<9308.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=109円台の後半(7日は1ドル=109円79-80銭)、1ユーロ=130円台の半ば(同130円41-45銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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