9日の東京株式市場見通し=不安定な値動きが続きそう

国内市況

株式

2021/4/9 7:47

 予想レンジ:2万9600円-2万9800円(8日終値2万9708円98銭)

 9日の東京株式は、不安定な値動きが続きそう。現地8日の欧米株式は上昇しているが、手がかり材料難や週末要因から、上値の重い展開が継続するとみられる。消去法的に個別株物色が中心になりそうだが、市場では「決算期待で買いが先行している銘柄もあり、選別色が強まる可能性もある」(中堅証券)との見方があった。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(8日は109円50-51銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の前半(同130円11-15銭)と小動き。8日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、パナソニック<6752.T>、ソニーG<6758.T>などが、8日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比25円高の2万9695円だった。(高橋克己)

 9日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・4月限株価指数先物・オプションSQ(特別清算指数)値算出

・エルニーニョ監視速報

・決算発表=安川電機<6506.T>、イオンFS<8570.T>

【海外】(時間は日本時間)

・10:30 中国3月消費者物価・生産者物価

・15:00 中国3月新車販売

・21:30 米3月生産者物価

・23:00 米2月卸売売上高

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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