(再送)日経平均は161円程度安、きのうの反動や機械受注が予想を下回り売りが優勢の展開=14日寄り付き

 14日午前9時24分すぎの日経平均株価は、前日比161円程度安い2万9589円前後で推移する。午前9時23分には、同184円43銭安の2万9567円18銭を付けている。きのう13日に大幅反発した反動から売りが先行。2月の機械受注で、船舶・電力を除く民需が前月比8.5%減となり、市場予想平均の同2.5%増を大きく下回った。基調判断が、1月の「持ち直している」から「持ち直しの動きに足踏みがみられる」に下方修正されたこともあり、先行き不透明感から売り優勢となった。現地13日の米国株式市場は、NYダウが続落し、ナスダック総合指数は反発するなどまちまちの動き。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比50円高の2万9830円だった。

 業種別では、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株が下落。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も安い。第一生命HD<8750.T>、T&DHD<8795.T>などの保険株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も軟調。大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も下げている。

 個別では、リテールP<8167.T>、Jフロント<3086.T>、メディアドゥ<3678.T>、東製鉄<5423.T>、GMOペパボ<3633.T>などが下落。半面、セラク<6199.T>、スノーピーク<7816.T>、東芝<6502.T>、黒谷<3168.T>、SHIFT<3697.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時24分時点で、1ドル=108円台の後半(13日は1ドル=109円31-33銭)、1ユーロ=130円台の前半(同130円11-15銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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