日経平均は49円程度高、売り先行も株価指数先物に断続的な買いで上げ転換=15日寄り付き

 15日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比49円程度高い2万9670円前後で推移する。きのう14日に軟調な展開だった動きが継続し、朝方は売りが先行した。その後、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに上げ転換。午前9時10分には、同96円92銭高の2万9717円91銭を付けている。時間外取引で米株価指数先物が上昇していることも支えのようだ。現地14日の米国株式は、NYダウが3日ぶりに反発したものの、ナスダック総合指数は反落するなど、まちまちの動き。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比10円安の2万9600円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も高い。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も堅調。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も上げている。

 個別では、サイゼリヤ<7581.T>、プレナス<9945.T>、ラクトJ<3139.T>、ベイカレント<6532.T>、RPAH<6572.T>などが上昇。半面、ベクトル<6058.T>、串カツ田中<3547.T>、IDOM<7599.T>、良品計画<7453.T>、サーバーW<4434.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=108円台の後半(14日は1ドル=108円99銭-109円01銭)、1ユーロ=130円台の半ば(同130円32-36銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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