朝日インテックが年初来安値、大和証は「3」・目標株価3000円に引き下げ

株式

2021/4/21 16:15

 朝日インテック<7747.T>が反落、138円安の2897円まで売られ、4月15日につけた年初来安値2920円を更新した。大和証券では20日付で、投資判断を「2」(アウトパフォーム)から「3」(中立)に、目標株価を3400円から3000円に、それぞれ引き下げている。

 COVID-19収束による収益回復は見込めるものの、長期的な成長に向けた先行費用により、利益拡大ペースが鈍化すると考えるとコメント。長期的には、PTCAガイドワイヤ、心臓カテーテル領域以外の新規事業の育成は非常に重要であると考えるものの、高いバリュエーションが付与されており、株式市場では短期的にも高い利益成長が期待されていると考えられることから、当面は、新規事業への投資より市場の期待を下回る利益成長となる可能性が高く、「3」に引き下げるとしている。

 同証券では連結営業利益について、21年6月期134億円(前期比7.7%増)と、会社側計画126億円を上回ると予想。下期の症例数は、欧米や中国を中心に着実な回復が見込めるとしている。とくに、米国では3月から待機症例への対応が進むと考えているという。22年6月期は165億円と、従来予想の173億円から引き下げられている。買収に伴うのれん償却費などで、10億円前後の減益要因が見込まれることを背景に挙げている。

 21日の終値は、前日比122円安の2913円。

提供:モーニングスター社

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