太洋工業が急騰し年初来高値、21年12月期第1四半期決算が黒字転換し買い人気

株式

2021/4/26 10:31

 太洋工業<6663.T>が急騰。一時100円ストップ高630円を付け、19日の年初来高値590円を大きく更新した。前週末23日引け後、21年12月期第1四半期(20年12月21日-21年3月20日)の連結決算を発表。損益が黒字に転換し、買い人気となった。

 21年12月期第1四半期決算は、売上高が10億4900万円(前年同期比0.4%増)、営業損益は4200万円の黒字(前年同期は3600万円の赤字)に転換した。売上高は、電子基板事業および鏡面研磨事業において販売が減少したものの、テストシステム事業や産機システム事業で販売が増加して増収となった。損益面では、鏡面研磨事業での減収の影響があったが、電子基板事業およびテストシステム事業の売上高利益率が上昇したことや、販管費の節減策などが寄与し、黒字を確保した。

 21年12月期第2四半期(20年12月21日-21年6月20日)の業績予想は、売上高19億5300万円(前年同期比7.0%増)、営業赤字3400万円(前年同期は7300万円の赤字)を据え置いている。

 午前10時30分時点の株価は、前週末比60円高の590円。

提供:モーニングスター社

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