米アルファベットは一時2400ドル乗せ、第1四半期業績が市場予想上回る

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米決算

2021/4/28 10:44

 米アルファベット<GOOGL>は27日の時間外取引を日中終値比4.31%高の2389.80ドルで終えたが、一時5%高と急伸し、初めて2400ドル台に乗せる場面があった。

 27日引け後に21年12月期第1四半期(1-3月)の決算を発表。売上高は前年同期比34%増の553億1000万ドル、純利益は同2.6倍の179億3000万ドル、希薄化後の1株当たり利益(EPS)は同2.7倍の26.29ドルとなり、売上高、EPSともに市場予想を上回った。

 動画共有サービス「ユーチューブ」事業やクラウド事業に加え、広告収入が急増。パートナーサイトなどに支払うトラフィック(通信量)獲得コスト(TAC)を除いたベースの売上高は同35%増の456億ドルだった。

 アルファベットのサンダー・ピチャイCEO(最高経営責任者)は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う巣ごもりにより、グーグル検索や多くのオンラインサービスの需要が高まったとしており、今後もオンラインサービスの強化に焦点を置くとしている。

 グーグルの広告収入は同32%増の446億8000万ドル、提携サイトでの売上を除いたグーグル本体の広告収入は同33%増の378億8000万ドルだった。ユーチューブの広告収入は同49%増の60億1000万ドル、クラウド事業は同46%増の40億5000万ドルだった。クラウドコンピューティングサービスや同社独自のスマートフォン「ピクセル」などのハードウエアを含む「その他収入」は46%増の65億ドルだった。

 また、TACは前年比30%増の97億1000万ドルと増加したが、TACの広告収入に占める比率は22%と、20年12月期第4四半期の23%を下回った。

 アルファベットは、最大500億ドルの追加自社株買いも発表している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

(イメージ写真提供:123RF)

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