大同特殊鋼が年初来高値、野村証は「BUY」継続、目標株価は6300円に引き上げ

株式

2021/5/6 16:35

 大同特殊鋼<5471.T>が続伸、510円高の5690円まで買われ、連日の年初来高値更新。野村証券では4月30日付で、投資判断「BUY」(買い)を継続、目標株価は5430円から6300円に引き上げている。

 4月30日に発表された21年3月期連結決算では、実績、22年3月期計画とも4月28日時点のQUICKコンセンサスを上回る内容であったことに加えて、CO2排出量の削減について、30年に14年3月期比50%減、50年にカーボン・ニュートラルの達成を目標として発表した点も評価したいとコメント。特殊鉄鋼材についてはコスト増などがあることから、従来の営業利益予想に対して下方修正するものの、機能材料・磁性材料に含まれる特殊ステンレスを中心に営業利益予想を上方修正し、会社側ベースでも営業利益予想を上方修正したとしている。

 半導体不足による自動車減産の影響は深刻なものにはならないと判断しており、22年3月期に大幅な業績回復が予想されるとコメント。株価は4月30日に前日比で約10%上昇したものの、依然として割安と判断しているという。

 同証券では連結営業利益について、22年3月期350億円(前期比3.5倍、従来270億円、会社側計画は350億円)、23年3月期370億円(従来300億円)、24年3月期370億円と試算している。

 6日の終値は、前日比380円高の5560円。

提供:モーニングスター社

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