明日の日本株の読み筋=大幅続落で手控えムードのなか、弱含みの展開か

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株式

2021/5/13 17:29

 14日の東京株式市場は、大幅に3日続落した後だけに、手控えムードのなか、週末要因もあり、弱含みで推移しそう。5月限株価指数先物・オプションのSQ(特別清算指数)値算出日にあたることから、市場推定値が意識される場面も想定される。値幅の調整は入ったようだが、日柄も必要とみられ、さえない展開が続きそう。市場では、日経平均株価の下落率が2.49%に対し、TOPIX(東証株価指数)の下落率が1.54%にとどまったことから「先物市場でTOPIX買いの日経平均売りの裁定取引が組まれたのでは」(中堅証券)との声も聞かれた。

 13日の日経平均株価は、前日比699円50銭高の2万7448円01銭と大幅に3日続落して取引を終えた。中国・上海総合指数や香港のハンセン指数、台湾・加権指数も下落するなか、時間外取引での米株価指数先物も上げ幅を縮小したことも意識され、午後2時29分には、同762円48銭安の2万7385円03銭ときょうの安値を付けるなど、安値圏で推移した。東京証券取引所が引け後に発表した、5月第1週(6-7日)投資部門別売買状況によると、海外投資家は2152億円の買い越しで、2週連続の取得超となった。

提供:モーニングスター社

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