<新興国eye>トルコ大統領、カフェ・レストランや商店に現金給付へ―ロックダウン終了を受け

新興国

2021/5/19 10:53

 トルコのエルドアン大統領は17日の記者会見で、4月29日から始まった3週間の全国ロックダウン(都市封鎖)が17日に終了したことを受け、新たな景気支援策として、ロックダウン中、営業を一時休止していたカフェやレストラン、商店、工場、学校などに対し、1回限りの5000トルコリラ(約6万6000円)の現金を給付する方針を明らかにした。地元紙デイリー・サバ(電子版)が伝えた。

 政府は新型コロナウイルス感染が再拡大し始めたことを受け、イスラム教のラマダーン(断食月)期間(4月13日-5月12日)の最初の2週間(4月28日まで)に限定した全国ロックダウンを再導入したが、感染者数が急増したため、29日以降も新たなロックダウンを実施していた。

 同大統領は会見で、ロックダウンの効果について、「新型コロナ感染をかなり抑制することができた。新規感染者数が減少し、徐々に日常を取り戻し始めた」とした。ただ、「6月までしばらく警戒は必要だ」との見方を示した。

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 上場MSエマ<1681.T>

提供:モーニングスター社

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