今晩のNY株の読み筋=米経済指標、良好な結果には要注意

株式

2021/5/20 17:10

 20日の米国株式市場は、米経済指標の結果や米長期金利の動向にらみながらの展開となりそうだ。

 前日公表された4月開催FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録で、景気回復が急ピッチであればテーパリング(量的金融緩和の段階的縮小)の議論を開始すべきとの意見が示されたことを受け、米長期金利が上昇。テーパリングへの警戒感から主要3指数は揃って下落した。

 きょう20日は、寄り付き前に週間の新規失業保険申請件数、5月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数の発表がある。いずれも前回から弱含むとの見方が大勢となっているが、市場の想定に反し好結果となれば、テーパリングへの警戒感が一段と強まり、相場を押し下げる可能性がある。一方、午後には20年国債の入札がある。入札の堅調・不調が米長期金利の動きに直結するだけに、気を付けたい。

<主な米経済指標・イベント>

コールズ、ラルフローレン、アプライド・マテリアルズ、パロアルトネットワークスなどが決算発表予定

新規失業保険申請件数、5月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数、20年国債入札

(日付は現地時間)

◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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