日経平均は116円程度安、売り先行後も戻り待ちの売りに上値は重いもよう=31日寄り付き

 31日午前9時23分すぎの日経平均株価は、前週末比116円程度安い2万9033円前後で推移する。午前9時2分には、同173円84銭安の2万8975円57銭を付けている。前週末28日に大幅反発した反動から売りが先行。その後、株価指数先物にややまとまった買いが入り、下げ幅を大幅に縮小する場面もみられたが、戻り待ちの売りに上値は重いもよう。現地28日の米国株式市場では、NYダウが3日続伸し、ナスダック総合指数も反発したが、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末28日の大阪取引所清算値比100円安の2万9020円だった。

 業種別では、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株が下落。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も安い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も軟調。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も下げている。

 個別では、DDHD<3073.T>、三菱総研<3636.T>、大製鉄<5449.T>、ユナイテド海<9110.T>、タカショー<7590.T>などが下落。半面、EPS<4282.T>、モリテック<5986.T>、ニッパツ<5991.T>、エアトリ<6191.T>、アトラエ<6194.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=109円台の後半(前週末28日は1ドル=109円88-89銭)、1ユーロ=133円台の後半(同133円92-96銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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