ルネサスが急落、公募増資などで発行済株式数が最大11.5%増、1株あたり価値の希薄化を警戒する動き

株式

2021/5/31 10:33

 ルネサス エレクトロニクス(ルネサス)<6723.T>が急落し、一時85円安の1094円を付けている。前週末28日引け後、1億9641万7200株の公募増資、1億6707万8400株の売り出し、673万1300株のオーバーアロットメントによる売り出し、363万7300株の第三者割当による新株発行を実施すると発表。公募増資と第三者割当による新株発行で、発行済株式数が最大で11.5%増加することから、1株あたり価値の希薄化が警戒された。

 価格決定日は、6月9日から11日までのいずれかの日で、申込期間は価格決定日の翌営業日から価格決定日の2営業日後の日まで、払込期日は6月15日から17日までのいずれかの日で、価格決定日の4営業日後の日としている。今回の公募増資および第三者割当増資で、手取概算金2185億1184万円を調達。全額を英半導体企業Dialog社の買収資金の一部に充当する。

 午前10時時32分時点の株価は、前週末比79円安の1100円。

提供:モーニングスター社

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