日経平均は457円安、下げ幅縮小場面も引けにかけ弱含み=24日後場

 24日後場は日経平均株価が、前日比457円11銭安の3万8646円11銭と大幅反落。TOPIX(東証株価指数)が同12.21ポイント安の2742.54ポイントと下落した。現地23日の米国株式市場で、利下げ期待の後退からNYダウ、ナスダック総合指数がともに続落。朝方から日本株も売りが先行し、日経平均は午前9時17分に、同735円52銭安の3万8367円70銭を付けた。売り一巡後は、押し目を拾う動きやリバウンド狙いの買いで、下げ幅を縮小する場面がみられた。ただ、週末要因から取引終了にかけ、ポジション調整の売りが出たもようで弱含んだ。東証プライム市場の出来高は13億9976万株、売買代金は3兆8624億円。騰落銘柄数は値上がりが599銘柄、値下がりは1003銘柄、変わらずは47銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち27業種が下落、6業種が上昇した。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、ディスコ<6146.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も安い。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も軟調。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、コナミG<9766.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も弱い。一方、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株や、アステラス薬<4503.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株が買われた。

 個別では、グッドコムA<3475.T>、富士電機<6504.T>、マイクロニ<6871.T>、ソシオネクス<6526.T>、三井松島HD<1518.T>などが下落。半面、日ヒュム<5262.T>、王将フード<9936.T>、プロレドP<7034.T>、高砂香<4914.T>、フォスタ<6794.T>などが高い。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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