<米国株情報>ギャップ、第1四半期は売上高がコロナ禍前を上回る

株式

2021/5/31 10:37

 米衣料品小売りチェーン最大手ギャップ<GPS>は27日引け後に22年1月期第1四半期(21年2-4月)の決算を発表。売上高は前年同期比89%増の39億9100万ドル、純利益は1億6600万ドル(前年同期は9億3200万ドルの赤字)となった。調整後の1株当たり利益(EPS)は0.48ドル。売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

 前期(20年11月-21年1月)まで休業していたカナダや欧州、アジアの一部地域での店舗が再開したことが寄与し、売上高はコロナ禍前である20年1月期第1四半期の37億600万ドルも上回った。同社は前期の決算発表時に、「売上高は下期からコロナ禍前の通常の拡大ペースに戻る」としていたが、前倒しで実現した格好。ただ、売上高のうち、オンライン販売が全体の40%を占め、実店舗販売は20年1月期第1四半期と比べると16%減だった。

 ブランド別では、「オールドネイビー」「アスレタ」が前年同期および20年1月期第1四半期と比べて増収。ギャップは前年同期比で増収となったが、20年1月期第1四半期との比較では微減だった。「バナナリパブリック」は前年同期比、20年1月期第1四半期比ともに減収だった。

 通期の業績見通しについては、売上高を前年比で20%台前半になると予想。従来予想は10%台後半だった。EPSは1.55-1.70ドルを見込んでいる。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ