EPSが年初来高値、東海東京調査センターは「アウトパフォーム」・目標株価1750円に引き上げ

株式

2021/5/31 16:20

 EPSホールディングス<4282.T>が4日続伸、180円高の1808円まで買われ、連日の年初来高値更新。東海東京調査センターでは28日付で、投資判断を「ニュートラル」(中立)から「アウトパフォーム」(強気)に、目標株価を1280円から1750円に、それぞれ引き上げている。

 目標株価1750円は、業界平均の予想PERと同社の22年9月期予想連結一株利益から算出されている。5月27日に、医薬品卸大手のスズケン<9987.T>との提携強化による一部事業の機能強化などを発表、同時に新鷹社になどによる同社の公開買い付けも発表され、経営体制の一新に伴う大胆なリストラクチャリングも公表されている。同証券では、「今回発表された事業の構造改革なども評価されよう」とし、「A」に引き上げるとしている。

 同証券では連結営業利益について、21年9月期58億円(前期比27.4%増、会社側計画は55億円)、22年9月期64億円、23年9月期72億円と試算。21年9月期は、中国での企業買収による嵩上げ効果、収益源のCRO事業などの伸長に加え、益新事業の赤字削減により大幅増を、22年9月期は主力事業拡大、提携によるシナジー効果などの寄与を見込んでいる。

 31日の終値は、前週末比170円高の1798円。

提供:モーニングスター社

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