SBIインシが反発、「DX注目企業」に初めて選定される

株式

2021/6/8 10:41

 SBIインシュアランスグループ<7326.T>が反発。一時は前日比11円高の1343円を付けた。

 7日、経済産業省と東京証券取引所が共同で実施する「DX銘柄2021」において、「DX注目企業」に初めて選定された。また、経済産業省が定めるDX認定制度に基づく「DX認定」も取得した。

 経済産業省は東京証券取引所と共同で、積極的なIT利活用に取り組んでいる企業を「攻めのIT経営銘柄」として2015年から選定している。さらに、20年からはデジタル技術を活用してビジネスモデルを抜本的に変革し、新たな付加価値を創出するDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組む企業を「DX銘柄」および「DX注目企業」としての選定も行っている。

 同社のDXの取組事例としては、テレマティクス関連サービス「安全運転プログラム」の提供、「保険金請求意思確認」のオートメーション化(SBI損保)、ブロックチェーン技術を用いた「代理店・募集人管理基盤システム」の開発(SBI日本少額短期保険)、Amazon Echo対応の音声サービス、保険料決済の「PayPay」「au PAY」対応(SBI生命)などがある。

 同社はコロナ禍の中でもインターネット保険会社という特性を生かして業績は好調。保有契約件数が順調に伸びており、2022年3月期の連結経常利益は前期比14.2%増の44億円を見込んでいる。

 午前10時29分時点の株価は、前日比6円高の1338円。

提供:モーニングスター社

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