日経平均は663円程度安、売り先行後も株価指数先物に断続的な売りで下げ幅拡大=21日寄り付き

 21日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前週末比663円程度安い2万8300円前後で推移する。午前9時10分には、同679円38銭安の2万8284円70銭を付けている。前週末18日の弱い動きに加え、現地18日の欧米株式が下落したこともあり、売り優勢でスタート。時間外取引で米株価指数先物が下落していることも意識されているもようで、寄り付き後も株価指数先物に断続的な売りが出て下げ幅を拡大した。その後も安値圏での動きが続いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末18日の大阪取引所清算値比415円安の2万8515円だった。

 業種別では、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が下落。信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も安い。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も軟調。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も下げている。

 個別では、CKD<6407.T>、名村造<7014.T>、住友ゴム<5110.T>、ナブテスコ<6268.T>、牧野フ<6135.T>などが下落。半面、名糖産<2207.T>、キムラタン<8107.T>、アゴーラHG<9704.T>、イーレックス<9517.T>、タムラ製<6768.T>などは上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=110円台の前半(前週末18日は1ドル=110円00-01銭)、1ユーロ=130円台の後半(同131円07-11銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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