大日本印刷が3日ぶり反発、岩井コスモ証は「A」・目標株価3000円に引き上げ

株式

2021/6/22 16:05

 大日本印刷<7912.T>が3日ぶりに反発。岩井コスモ証券では21日付で、投資判断を「B+」(やや強気)から「A」(強気)に、目標株価を2250円から3000円に、それぞれ引き上げている。

 「新型コロナの予防接種率が10%超となり、国内でコロナ後の景気回復が意識されるなか、21年3月期は外出自粛やイベント減少により厳しい状況にあった情報コミュニケーション事業と生活・産業事業の業績反転が注目されている」とし、エレクトロニクス事業の上振れ期待もあり、割安な株価の水準訂正が今後も続くと予想している。

 中期的には構造改革による収益改善、資産効率の上昇が見込まれることを考えると、東証1部PBR平均約1.3倍を大きく下回る現在の株価は水準訂正が期待できると考えているという。目標株価3000円は、PBR約0.8倍、22年3月期予想PER約15倍の水準から算出されている。

 同証券では連結営業利益について、22年3月期590億円(前期比19%増、会社側計画は570億円)、23年3月期650億円と試算している。

 22日の終値は、前日比93円高の2418円。

提供:モーニングスター社

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