日経平均は14円程度安、時間外取引で米株価指数先物が上昇し下げ幅は限定的もよう=24日寄り付き

 24日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比14円程度安い2万8860円前後で推移する。午前9時12分には、同116円52銭安の2万8758円37銭を付けている。きのう23日に上値の重い展開だったことを受け、売りが先行した。手がかり材料難のなか、時間外取引で米株価指数先物は上昇していることから、下げ幅は限定されているようだ。現地23日の米国株式市場では、NYダウが3日ぶりに反落した一方、ナスダック総合指数は3日続伸し連日で史上最高値を更新するなど、まちまちの動きだった。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比90円安の2万8720円だった。

 業種別では、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、オリックス<8591.T>、JPX<8697.T>などのその他金融株が下落。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も安い。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株も軟調。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も下げている。

 個別では、CKサンエツ<5757.T>、エスクリ<2196.T>、アトラエ<6194.T>、キャリアイン<6538.T>、IRJHD<6035.T>などが下落。半面、エーザイ<4523.T>、アイダ<6118.T>、アゴーラHG<9704.T>、エムアップH<3661.T>、サノヤスHD<7022.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=111円前後(23日は1ドル=110円87-89銭)、1ユーロ=132円台の半ば(同132円36-40銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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