関西電力が小動き、SMBC日興は「2」継続、目標株価は1140円に引き下げ

株式

2021/6/24 15:55

 関西電力<9503.T>が小動き。SMBC日興証券では23日付で、投資判断「2」(中立)を継続、目標株価は1250円から1140円に引き下げている。

 同証券では、自由化による販売電力量の低下を織り込み、23年3月期以降の連結経常利益予想を下方修正、燃料価格前提を引き上げたことから、22年3月期はタイムラグ差損の拡大を織り込んだものの、美浜3号機の再稼働や定期検査機関の見直しにより原発稼働率を引き上げた効果が上回り、上方修正されている。目標株価は配当割引モデルで算出されており、配当予想に変更はないものの、割引率は電力業界基準割引率を従来の4.0%から今回4.4%に引き上げたことから、1140円に引き下げるとしている。

 同証券では連結営業利益について、22年3月期1150億円(前期比21%減、従来1110億円、会社側計画は1000億円)、23年3月期780億円(従来840億円)、24年3月期1150億円、25年3月期1710億円、26年3月期1990億円と試算している。

 24日の終値は、前日比3円安の1065円。

提供:モーニングスター社

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