日経平均は16円程度安、買い先行後は株価指数先物に断続的な売りで下げ転換=28日寄り付き

 28日午前9時23分すぎの日経平均株価は、前週末比16円程度安い2万9050円前後で推移する。朝方は、前週末に堅調な展開だったことや、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることから買いが先行したようだ。ただ、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに下げ転換。午前9時5分には、同62円45銭安の2万9003円73銭を付けている。前週末25日の米国株式市場は、NYダウが続伸した一方、ナスダック総合指数は5日ぶりに反落するなど、まちまちの動き。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比30円安の2万9010円だった。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株が下落。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も安い。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、日水<1332.T>、サカタのタネ<1377.T>などの水産農林株も軟調。東急<9005.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も下げている。

 個別では、アイモバイル<6535.T>、キムラタン<8107.T>、スマートバリュー<9417.T>、タムラ製<6768.T>、GDO<3319.T>などが下落。半面、YACHD<6298.T>、NCHD<6236.T>、ジャムコ<7408.T>、洋エンジ<6330.T>、LinkU<4446.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=110円台の後半(前週末25日は1ドル=110円75-76銭)、1ユーロ=132円台の前半(同132円32-36銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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