日経平均は10円程度安、買い先行も株価指数先物に断続的な売りで下げ転換=7月1日寄り付き

 7月1日午前9時26分すぎの日経平均株価は、前日比10円程度安い2万8782円前後で推移する。午前9時9分には、同90円10銭安の2万8701円43銭を付けている。朝方は、きのう6月30日に、底堅い動きだったことや、為替市場でドル・円相場が円安に振れていることもあり、買いが先行した。ただ、買い手がかり材料に乏しいなか、株価指数先物に断続的な売りが出たことから下げに転じた。現地30日の米国株式市場では、NYダウが続伸し、ナスダック総合指数は3日ぶりに反落するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同30日の大阪取引所清算値比15円安の2万8765円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株が下落。バンナムHD<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も安い。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も軟調。楽天グループ<4755.T>、M&Aキャピタル<6080.T>などのサービス株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株も下げている。

 個別では、マルマエ<6264.T>、ストライク<6196.T>、ベイカレント<6532.T>、アトラG<6029.T>、セラク<6199.T>などが下落。半面、パイプドHD<3919.T>、ダイセキS<1712.T>、リニカル<2183.T>、パソナ<2168.T>、アトラエ<6194.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時26分時点で、1ドル=111円台の前半(6月30日は1ドル=110円54-55銭)、1ユーロ=131円台の半ば(同131円55-59銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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