<米国株情報>フォード、4-6月期の国内新車販売台数は9.6%増―6月は26.9%減

株式

2021/7/5 10:28

 自動車大手フォード・モーター<F>は2日、米国内における4-6月期の販売台数が前年同期比9.6%増の47万5327台だったと発表した。

 4月は強い数字を示していたが、5月に伸びが鈍化。6月になって前年同期比26.9%減の11万5789台と大幅に落ち込んだ。なかでも主力のピックアップトラック「F」シリーズは29.9%減の4万5673台となった。足元で半導体が不足していることが大きな要因だが、前年の6月は新型コロナウイルスの影響が薄れ始め、販売が上向き始めていた。

 米自動車最大手ゼネラル・モーターズ<GM>は4-6月期の米国内販売台数が前年同期比40%増の68万8236台、「プジョー」や「フィアット」などを展開する欧州自動車大手ステランティス<STLA>は同32%増の48万5312台となり、フォードの出遅れ感が目立っている。

 また、フォードの上期(1-6月期)全体の国内販売台数は前年同期比4.9%増の99万6661台となった。これはGMとトヨタ自動車<7203.T>に続いて3位。

 市場は下期(7-12月)に半導体不足の影響が緩和するとみているが、フォードの6月の販売ペースで見た年間販売台数は約1550万台となり、市場予想の1570万-1640万台(中央値1605万台)を下回る。

 フォードは6月末、自動車用半導体の供給が不足している事態を受け、シカゴや、メキシコ、カナダなど北米8工場の操業を7月5日から8月2日まで5週間にわたり、一時停止する計画を示している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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