日経平均は5円程度高、買い手がかり材料に乏しいなか上値の重い展開に=6日寄り付き

 6日午前9時19分すぎの日経平均株価は、前日比5円程度高い2万8603円前後で推移する。寄り付き直後には、同101円86銭高の2万8700円05銭を付けている。きのう5日に反落した反動や、現地5日の欧州主要株価が上昇したこともあり、買いが先行した。ただ、買い手がかり材料に乏しいなか、戻り待ちの売りに上値は重く、一時下げに転じる場面もみられるなど、不安定な値動きとなっている。現地5日の米国株式市場は、4日の独立記念日の振替休日のため休場。大阪取引所のナイトセッションでは、5日清算値比70円高の2万8640円だった。

 業種別では、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、INPEX<1605.T>、K&Oエナジ<1663.T>などの鉱業株が上昇。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も高い。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も堅調。三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、ウッドワン<7898.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も上げてている。

 個別では、ファインD<3649.T>、エスライン<9078.T>、インプレス<9479.T>、リニカル<2183.T>、トーセイ<8923.T>などが上昇。半面、Eギャランテ<8771.T>、ペッパー<3053.T>、YACHD<6298.T>、APHD<3175.T>、マネックスG<8698.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時19分時点で、1ドル=110円台の後半(5日は1ドル=110円90-92銭)、1ユーロ=131円台の半ば(同131円66-70銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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