住友化学、ポリエチレンおよびポリプロピレンに関し価格改定に向け需要家と交渉

株式

2021/7/6 15:52

 住友化学<4005.T>は5日、ポリエチレンおよびポリプロピレンに関し、価格改定を実施するべく需要家との交渉に入ると発表した。

 価格改定幅は、ポリエチレンおよびポリプロピレンともに1キログラムあたり10円以上とし、7月12日納入分からの適用を目指す。同社によると、足元の原油価格は、OPEC(石油輸出国機構)プラスによる協調減産の段階的な縮小や、新型コロナウイルスのワクチン普及に伴う移動制限の緩和が進むなか、輸送燃料向け需要の高まりなどを受けて上昇。また、国産ナフサ価格についても、原油価格の上昇と旺盛な需要により、前回の価格改定決定時に想定していた水準を超えてさらに上昇しており、原料コストの増加は、同社自身の努力だけでは吸収し得ないと判断した。

 6日の終値は、前日比2円安の580円。

提供:モーニングスター社

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