オリックスが反発、東海東京調査センターは「アウトパフォーム」・目標株価2300円に引き上げ

株式

2021/7/6 15:55

 オリックス<8591.T>が反発。東海東京調査センターでは5日付で、投資判断を「ニュートラル」(中立)から「アウトパフォーム」(強気)に、目標株価を1270円から2300円に、それぞれ引き上げている。

 目標株価2300円は、22年3月期同証券予想連結一株利益225.3円に予想PER10.2倍を乗じて算出されている。「注力分野である環境エネルギーの貢献や株主還元の拡充が注目されよう」とコメントしている。同証券では連結業績について、22年3月期は営業収益2兆2900億円(前期比0.1%減、会社側計画は非開示)、営業利益3190億円(同23.3%増、同非開示)、23年3月期は営業収益2兆3550億円、営業利益3270億円と試算。22年3月期は、米国における金利上昇などの影響は注視が必要なものの、前年にコロナ禍の影響を受けた3分野は業績が底打ちし、PE投資のEXIT益や不動産の売却益は回復、前年の新規投資の貢献も見込むとしている。

 23年3月期は、(1)投資回収期にあるPE投資の出口到来(2)コロナ禍の影響を受けた3分野の更なる回復(3)欧州における再生可能エネルギー事業の貢献(4)M&A(企業の合併・買収)によるアセットマネジメント事業の拡大――により増益を予想している。

 6日の終値は、前日比30円高の1900円。

提供:モーニングスター社

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