日経平均は310円程度安、売り先行後は大幅に3日続落となることから下げ渋り=9日寄り付き

 9日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比310円程度安い2万7808円前後で推移する。寄り付き直後には、同406円26銭安の2万7711円77銭を付けている。取引時間中に2万7000円台を付けるのは6月21日以来、14営業日ぶり。きのう8日に安値引けとなり、弱い動きとなっていたことや、現地8日の米国株式市場で、NYダウが反落し、ナスダック総合指数も5日ぶりに反落したこともあり、売りが先行した。ただ、大幅に3日続落したことから、下値拾いの動きが出たもようで、下げ渋る動きとなっているようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比405円安の2万7745円だった。日経平均先物・オプション7月限SQ(特別清算指数)の市場推定値は2万7726円72銭。

 業種別では、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、石油資源<1662.T>、K&Oエナジ<1663.T>などの鉱業株が下落。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も安い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も軟調。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も下げている。

 個別では、乃村工芸<9716.T>、ダイコー通産<7673.T>、コジマ<7513.T>、ヒトコムHD<4433.T>、GCA<2174.T>などが下落。半面、フイルコン<5942.T>、UNEXTH<9418.T>、SHIFT<3697.T>、竹内製作<6432.T>、アジア投資<8518.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=109円台の後半(8日は1ドル=109円78-79銭)、1ユーロ=130円台の前半(同129円76-80銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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