<米国株情報>米テスラ、テキサス州で米国初の太陽エネルギー住宅団地建設へ

株式

2021/7/12 10:19

 米電気自動車専業のテスラ・モーターズ<TSLA>傘下の米太陽電池パネル大手テスラ・エナジー(旧ソーラーシティ)はこのほど、テキサス州オースチンで、太陽エネルギーですべての電力供給を賄う全米初の大規模住宅団地の開発に着手した。これは提携先の米ヘッジファンド大手ブルックフィールド・アセット・マネジメントと米不動産開発大手ダクラが9日、明らかにしたもの。

 この太陽エネルギー住宅団地の開発計画は「サンハウス・アット・イーストンパーク」と呼ばれ、段階的に住宅団地の完成を目指すとしている。すべての住宅にはテスラのソーラ一方、テスラのイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)は12日、デラウエア州のールーフ(屋根置き型太陽光発電システム)「テスラ V3」や家庭用蓄電池システム「パワーオール 2」など太陽エネルギー関連設備が導入される。具体的な全体の建設戸数や工期など詳細は明らかにされていないが、すでに6月から小規模なモデル住宅の建設に着手している。今後12カ月間で、オースチン市当局と協力しながら、住宅建設にとどまらず、交通手段の開発にも取り組む。

 米連邦地裁で開かれる審問で証言する予定だ。この裁判は、テスラが16年に米太陽電池パネル大手ソーラーシティ(現・テスラ・エナジー)を26億ドルで買収したのは私腹を肥やすためで、株主利益の最大化のために行動するという「信任義務」に違反したとして、個人株主から訴えられているもの。マスク氏が敗訴すれば自腹で最大20億ドルを支払う可能性がある。マスク氏は買収前からはソーラーシティの主要株主(当時の株式保有比率は22%)で、ソーラーシティの会長にも就任しており、原告の個人株主は、ソーラーシティ買収は事実上の救済だったと主張している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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