明日の日本株の読み筋=上値の重い展開か

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2021/7/12 16:55

 13日の東京株式市場は、上値の重い展開か。手掛かり材料に乏しい中、新型コロナウイルスの感染拡大の度合いが懸念され、積極的な買いにつながりづらいとみられる。先高期待はあるとみられるものの、時間外取引での米株価指数先物や、中国・上海総合指数、香港・ハンセン指数などの動きに左右される場面もありそうだ。市場では「日経平均株価のここから上の価格帯は、5月下旬から6月にかけて推移していた水準だけに、戻り待ち圧力が強まる可能性がある」(中堅証券)との見方があった。

 12日の日経平均株価は、前週末比628円60銭高の2万8569円02銭と4日ぶりに大幅に反発した。前週末9日の下げ渋る動きや、現地9日にNYダウとナスダック総合指数が史上最高値を更新した動きから、買い優勢の展開が続き、12日の高値(2万8595円12銭)水準で取引を終えた。市場では「安川電機<6506.T>が22年2月期の連結業績予想を上方修正し、利益予想が市場予想平均を上回ったことで同業他社にも連想買いが向かうなど、地合いは悪くないようだ」(他の中堅証券)との声も聞かれた。

提供:モーニングスター社

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