<相場の読み筋>7月14日

2021/7/14 7:45

 13日の米国株式は、3日ぶりに反落した。NYダウが前日比107.39ドル安の3万4888.79ドル、ナスダック総合指数が同55.586ポイント安の1万4677.654ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億7951万株、ナスダック市場が47億3645万株だった。米6月CPI(消費者物価指数)は、食品・エネルギーを除くコア指数が季節調整済みで前年同月比4.5%上昇し、市場予想平均の同4.0%上昇を上回った。インフレ警戒感が台頭して、米10年物国債の利回りが1.4%台に上昇(価格は下落)。高値にある株価は利益確定売りが優勢となった。NYダウ採用銘柄では、ボーイング<BA>やキャタピラー<CAT>、JPモルガン<JPM>などが、値下がり率の上位に入っている。

 14日の東京株式は反落後、軟調な展開か。きのう13日の日経平均株価は続伸したものの、戻り待ちの売りに上値の重い展開だった。現地13日の米国株式が反落した動きもあり、売り優勢のスタートとなりそう。4-6月期決算発表の本格化を控え、手がかり材料に欠けることから、模様眺めムードが広がる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の半ば(13日は110円36-38銭)と円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の前半(同130円79-83銭)と円高に傾くなど、まちまちの動き。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、富士フイルム<4901.T>、コマツ<6301.T>、ファナック<6954.T>などが、13日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比100円安の2万8550円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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